トランジスタ技術 2017年3月号 本文中の誤りについて

誤り・情報不足がありましたので、以下の通り訂正いたします。御手数をおかけしますが、何卒、ご容赦ください。

スピード実習4と11の回路図
 P.54 図2、P87 図1の回路図に誤りがありました。MOS FETのゲートに接続されている抵抗のプルアップ先をMOS FETのソースへ変更していただけるようお願いいたします。

 該当箇所は、JPEGカメラの電源を制御する電源スイッチ回路です。乾電池などで長時間動作させるために、スリープ時にJPEGカメラの電源を切ります。予め雑誌内(P.55 の左列)にも、電池の電圧によって(MOS FETのゲートとソース間の電圧差によって)MOS FETの制御が出来ないことを記載しておりますが、回路として相応しくありませんでした。
 プルアップ抵抗を MOS FETのソースに接続するとESPモジュールの13番ピンに5Vの電圧がかかりますが、誤作動が生じないことを確認済みです。
 右図に修正後の回路図と、修正後の製作例を示します。クリックするとダウンロード(PDF)することが出来ます。

トランジスタ技術 2017年3月号 特集記事(P.39~P.132)正誤表
5 Wi-Fiカメラ画像比較 カメラ番号=左から(1)(2)(3) カメラ番号=左から(3)(1)(2)※順序誤り。P.53の図が正しい
41 写真2 吹き出し部 2SC1825 2SC1815
45 右列 下から6行目 (参考=Appendix ESP-WROOM-02の~) 削除※Appendixは省略いたしました
56 右列 2行目 次章を参照 スピード実習7(P.70)を参照
57 左列 下から2行目 $ cd␣esp/tools⏎ $ cd␣~/esp/tools⏎
64 最後から3行目 ラズベリーパイの消費電力はおよそ3.5Wです.
それに対してIchigoJamは最大でも1Wです.
ラズベリーパイの消費電力は約1~2Wです.それに対して
IchigoJamはおよそ1mW~0.1Wで動作させることが可能
です.
参考: Raspberry Pi ZeroのOFF時の電力は0.1W
67 リスト1 (ファイル名の記載漏れ) 「3_misc」フォルダ内の「IchigaJam_RaspPi_trigC.txt」
68 左列 4行目 セキュリティの設定変更も必要です セキュリティの設定変更(P.125 図3)も必要です
69 左列2行目、6行目 信号を出力します/信号で知らせます 信号を出力します/信号で知らせます※「音」は出ません
74 実習8の回路図 PKM13EPYH4000-AD PKM13EPYH4000-A0
82 左列 8~14行目 全32文字の~対応可能です. 削除※このコメントは実習9のものでした
99 左列 7~8行目 (右記の注記が欠落していました) ただし、転送可能な容量や文字種類には制限があります
117 図4 ( (1)~(3)の番号漏れ) 図中のマーカー部、上から順に(1)~(3)
120 右列 4~5行目 予報が晴れなら赤~雨は青LEDを点灯させ 削除※このコメントは3色LED用
120 文末 (右記の情報が欠落していました)  なお3色のLEDに対応したESPモジュール用のスケッチは
「2_example」フォルダ内の「example16f_led」へ、
ラズベリー・パイ側のスクリプトについては「1_practi
ce」フォルダ内の「practice07f_led.sh」へ収録しま
した。

 スピード実習9の時計機能付きWi-Fiコンシェルジェ[掲示板担当]の時刻を設定するには、スケッチexample13_ntpが動作するWi-Fi NTPクライアント機から、現在時刻情報を送信する必要があります。
 Wi-Fi NTPクライアント機は、1時間に1回、NICT(情報通信研究機構)のNTPサーバから正確な時刻情報を取得し、LAN内の複数の端末へ時刻データを配信する端末です。ESP8266モジュールと電源回路、電池をブレッドボード上に実装して製作しました(右図)。また、ラズベリー・パイからUDPで時刻情報を送信して設定する方法や、スケッチexample13_ntpをexample18_lcdに組み込んだサンプルもGitHubにて公開中です。
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