ケーブルTVとの違い

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ケーブルテレビ放送では、放送局から有線ケーブルで放送されるのに対して、地上デジタル放送は電波を使って、送信所から無線で放送されています。ここでは、電波とケーブルのどちらが放送に適しているかをケーブルの損失と電波の自由空間損失の一例をあげて説明します。

ケーブルは距離が離れるにつれて一定に信号が損失してゆきます。しかし、電波は、距離が1kmを超えると損失しにくくなります。そして、2.5km付近からはケーブルよりも損失が小さくなります。つまり、放送のように広い範囲に同じ情報を伝える場合は、ケーブルよりも電波を使った方が有利なのです。貴重な周波数資源を使ってテレビ放送が行われているのは、このためです。


減衰特性グラフ


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