ボクにもわかる地上デジタル - 地デジ導入偏
受信不具合の問題解決チェック
ステップ4)室内の問題-分配器
受信できなかったチューナー(テレビ、レコーダー)に、分配器が内蔵されている場合は、下図のように最もアンテナに近くなるように接続します。
受信できなかったチューナー(テレビ、レコーダー)に分配器が内蔵されていない場合は、一度、2分配器で分配してら、下図のように接続します。3分配器や4分配器を使わないことが対策のポイントです。
多数の機器をお持ちの場合は、台数の分配が必要ですが、分配数が増えるほど、受信強度が低下します。ところが、チューナー内蔵の分配器を使うことで、受信強度を低下させずに分配できることがあります。
ただし、デジタルチューナ内蔵の分配器は機種によって性能や特性に違いがあります。本ページを執筆した時点では、SHARP DV-HRD20、Panasonic DMR-EX100、SONY RDZ-D50の順に接続すると改善されました。マンションやケーブルテレビでは、Panasonic DMR-EX100、SHARP DV-HRD20、SONY RDZ-D50の順に接続すると改善することが出来ます。分配器の性能や受信条件によって異なるので、順序変更を試してみると良いでしょう。
分配のポイントは、なるべく内蔵の分配器を使うことと、内蔵していない場合は分配数の少ない2分配器を使うことです。市販品の中には3分配や4分配といった分配器も売られていますが、このような分配器は損失が大きいので、お奨めしません。また、分配器に空き端子が生じると、空き端子で電波の反射が発生し、受信品質を低下させてしまい、さらに悪化することもあります。
分配器と分波器の違いに注意
BSの接続については、分配器ではなく「分波器」を使用します。詳しくは、「導入編-設置の基礎」に記載しています。
内蔵の分配器や2分配器を使っても、映像が見れない場合は「×未解決」に進んでください。
○解決済 (受信できた)
×未解決 (次のステップへ)
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