主要なBASICコマンド
ここでは主要なBASICコマンドを学びます。下記は行番号10と20の2行のプログラムです。行番号10にて変数Aに12345を代入し、行番号20でAの内容を表示します。
10 A=12345
20 PRINT A
RUN
12345
OK
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なお IchigoJam BASICの変数に代入できる数値の範囲は-32767〜32767の整数です。(例えば「A=32768」を入力すると「--*d80」と表示される。)
下図の例では変数AとBに値を代入し、行番号30でA-Bを計算して変数Cに代入します。プログラムを記述する際に1行に複数の命令を記述する場合は「:」(コロン)でつなぎます。またPRINT命令で文字を表示したい場合は「"」(ダブルコーテーション)でくくり、表示内容を連結するには「;」(セミコロン)でつなぎます。
10 PRINT "KEISAN"
20 A=12345:B=2345
30 C=A-B
40 PRINT A;"-";B;"=";C
RUN
KEISAN
12345-2345=10000
OK
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最後に1〜10の数字を足すプログラムを作成します。行番号30は変数AにA+1を代入する命令です。この記述が嫌な場合は「LET A,A+1」と書くことも出来ますが、多くのプログラミング言語で代入を「=」で記述します。
行番号60の「IF」命令はIFに続く条件式に一致した時に続く命令を実行し、不一致の場合は次の行に移ります。この場合Iが10以下であれば「GOTO」命令で行番号30に移動し、11以上であれば次の行に移ります。次の行が無い場合は、プログラムを終了します。
10 A=0
20 I=1
30 A=A+I
40 PRINT "s(";I;")=";A
50 I=I+1
60 IF I<=10 GOTO 30
RUN
s(1)=1
s(2)=3
s(3)=6
s(4)=10
s(5)=15
s(6)=21
s(7)=28
s(8)=36
s(9)=45
s(10)=55
OK
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プログラムの基本動作は、@代入(入出力)、A演算、B条件判定、C移動、D終了(リターン)の5つです。以上の3例にはこれらの全ての要素を含んでおり、およそのプログラミングの流れをつかめたと思います。
各命令の詳しい使い方や他の命令については、下記のサイトで確認することが出来ます。