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ESP8266+ESP32+RISC-V IchigoJam

IchigoJam+Wi-Fiモジュール ESP8266 ESP-WROOM-02の実験

ウェブページ「ボクにもわかる IchigoJam用サンプルプログラム Espressif ESP8266 ESP-WROOM-02 無線LAN ワイヤレス通信実験」を更新しました。
 IchigoJam BASIC Ver 1.2 (β25)を使用することで、プログラムを分かりやすくすることが出来ましたので、紹介いたします。
ハードウェアの製作方法:

電流容量

従来の純正IchigoJam Uの場合、電流容量の関係で、別電源が必要でした。一方、CQ出版から発売されたばかりの「IchigoJam用コンピュータ電子工作学習キット(IF ICH-KIT)」であれば、5V出力端子を使用することが出来ます。
もちろん、jig.jp社も対応を検討中のようです。昨日、同社が開発中の次モデルの記事が公開(http://fukuno.jig.jp/1367)されました。この新IchigoJamであれば、CN5の5ピンの端子から電源を得ることが出来るようになる見込みです。さらに、間もなくPCNから発売予定のMix Juce(http://mixjuice.shizentai.jp/)では、MixJuce基板側からESP-WROOM-02とIchigoJamマイコンに電源を供給することで、対応されるようです。

下図にレギュレータ(LDOタイプ)の出力電圧と電流を示します。上側は電圧(500mV/div)です。通信時に3.3Vの電源電圧が2.7Vくらいまで低下していることが分かります。下側は電流測定です。0.1Ωの抵抗の両端の電圧を測定しました。その時の電流は200~400mAくらいでした。


ブレッドボード基板上のレギュレータの出力にコンデンサを付与すると、この電圧低下を抑えることが出来ます。上図の300μs程度の落ち込みについては47μFくらいで十分です。より安全に対策を行いたい場合は470μFを追加します。

BASIC プログラム IchigoJam でワイヤレス Lチカ

IchigoJam BASIC Ver 1.2では、受信バッファが増大されました。その効果として、フロー制御が不要となり、簡単にプログラムが作成できるようになりました(Ver 1.2 β25で確認)。

cls:new
rem     Espressif ESP8266 ESP-WROOM-02 ヨウ
rem     Wireless LED for IchigoJam Version 1.2
rem     Copyright (c) 2015-2016 Wataru KUNINO
1 ‘ESP Example
2 uart 3:? “AT”:wait 30
10 ? “AT+RESTORE”:gosub 900
20 ? “AT+CWMODE=1”:gosub 900
30 ? “AT+CWJAP=”;chr$(34);
40 ? “ここにアクセスポイントのSSIDを記入する”;
50 ? chr$(34);”,”;chr$(34);
60 ? “ここにパスワードを記入する”;
70 ? chr$(34):wait 400:gosub 900
80 ? “AT+CIFSR”:gosub 900
100 ‘Serv
110 ? “AT+CIPMUX=1”:gosub 900
120 ? “AT+CIPSERVER=1,23”:gosub 900
200 ‘LED
210 gosub 950:if K<>asc(“:”) goto 200
220 gosub 950:if K<>asc(“L”) goto 200
230 gosub 950:if K=asc(“0”) goto 250
240 led 1:beep:? “LED=1”:goto 200
250 led 0:beep:? “LED=0”:goto 200
260 goto 200

270 end
900 ‘Rx
910 wait 30:uart 0
920 K=inkey():if K=0 goto 940
930 ? chr$(K);:goto 920
940 uart 3:return
950 ‘Rx0
960 K=inkey():if K=0 goto 960
970 if K=33 uart 0:?:end
980 return

なお、Mix Juceを使用する場合、ファームウェアの書き換えが必要になると思います。元のMix Juceのファームウェアに戻せるかどうかなど、詳細については現時点では分かりません。

使い方:

無線LANアクセスポイントに接続後に表示される本機のIPアドレスを確認し、Tera TermなどからTELNETで接続します。「L1」でLEDを点灯、「L0」で消灯します。
CygwinやLinux、Raspberry Piであれば、以下のコマンドで制御することもできます。

LEDを点灯する: echo "L1" > /dev/tcp/192.168.0.XXX/23
LED?
?消灯する: echo "L0" > /dev/tcp/192.168.0.XXX/23

その他

ハードウェアの製作方法や使い方の詳細については、ウェブページに公開しています。ESP8266用ATコマンドのコマンド表や、同様の処理をESP-WROOM-02単体で行うプログラムについても公開しています。

ボクにもわかるIoTモジュールESP8266
by ボクにもわかる電子工作
https://bokunimo.net/

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