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超低消費電力! 大きな液晶(20桁×4行)にテキスト文字表示
液晶が応用されて広がったのは、超低消費電力という特長があったからでした。大きな表示装置を、ほぼ電力ゼロで表示し続けるデバイス。IoT時代だからこそ、活用できそうです。
背景
液晶は、かつて電卓やポケコン、電子手帳などに使われ、乾電池1本とか、コイン型リチウム電池、太陽電池などで表示が可能な表示装置として広まりました。
ところが、近年、売られている液晶と言えば、消費電力が大きくて、常時表示するにはACアダプタが必要になってきました。
また、下図のような小型のものでも、I2Cの消費電力が邪魔になりI2CやSPIといったインタフェース用のICで数mAの電流を消費してしまいます。
一方、HD44780を搭載したキャラクタ液晶の場合は、書き換え時に2mAほどの電流が流れるものの、その後は、電源を切っても、表示を継続することが出来る場合があります。
※ただし、ここで使用したSC2004CSの場合は、約0.6mA(実測)ほどの電流を消費します。(追記)
そこで、こういった液晶が、今後、活躍する場があるのではないかと考え、IchigoJamに接続してみました。
プログラム
rem LCD 20×4 Library for IchigoJam
rem Copyright (c) 2015-2016 Wataru KUNINO
rem https://bokunimo.net/ichigojam/
'
' int Z // 内部利用
new1 CLS:?"アキヅキ エキショウ ノ ドライバ"
100 ?"IchigoJam LCD 20 x 4"
110 ?"SC2004CS HD44780 Drv"
120 ?"C)2016 Wataru Kunino"
130 GOSUB 900
140 SLEEP:END900 'LCD
910 out35:out3:wait3:out35:out3:out35:out3:out34:out2
920 out34:out2:out40:out8:out32:out0:out44:out12
930 out32:out0:out33:out1:out32:out0:out38:out6
940 forZ=#900to#913:gosub960:next:out44:out12:out32:out0
942 forZ=#920to#933:gosub960:next:out41:out9:out36:out4
944 forZ=#940to#953:gosub960:next:out45:out13:out36:out4
950 forZ=#960to#973:gosub960:next:return
960 ifpeek(Z)outpeek(Z)>>4+48:out6,0
970 ifpeek(Z)outpeek(Z)&15+48:out6,0
980 return
ハードウェア・配線方法
配線方法は、下記を参照ください。ただし、このSC2004CS 液晶の場合は、電源ピンが通常とは逆になっています。1番ピンがGNDで2番ピンが+5Vです。ご注意ください。
液晶はこちらのものを使用してください:
バックライトつきのものでも動きますが、電流を多く消費します。また、バックライトの配線も必要です。
by ボクにもわかるIchigoJamマイコンボード