IchigoJam TやS、IchigoSodaに実装されているIoTセンサ端子CN5へ、温湿度センサを直接、接続したい。
そう思って、写真のように温湿度センサを取り付けてみました。
少し、写真のセンサの根元を見てください。
このセンサのピン配列がCN5の配列と異なっているので、変換アダプタを経由しています。
IchigoJam TのCN5に温湿度センサSi7021を変換アダプタ経由で取り付けた。今日のメインは、この変換アダプタの製作方法。
さて、この変換アダプタの製作ですが、秋月で販売されている下図のような変換基板を使えば、見た目ほど難しくはありません。
秋月の商品名である「100⇔300mil変換」からは用途が異なりますが、この基板を使えば、配線の入れ替えが比較的簡単です。通常のユニバーサル基板と同じ2.54mmピッチのハンダ付けで作れるからです。
まずは、GND、SCL、SDAの3本を下図のように配します。
GND、SCL、SDAの3本を配線した。3.3VとGNDを交差させるため、本面ではGNDのみを配線した。
次は裏面です。ポリウレタン導線を使って3.3VとVINを配線します。この面では加熱の痕が残っているにも関わらず、半田が馴染んでいませんが、表面の方で、きっちりとハンダ付けしておけばOKです。
裏面で3.3VとVINを接続した。加熱の痕が残るほど加熱したが、ポリウレタン線の絶縁は溶けず、表面で導通を確保した。
あとは、ピンヘッダとソケットを、間違わないように取り付けます。先にソケットを基板にピッタリと密着させた状態でハンダ付けしました。ピンヘッダは基板と平行になるようにしました。
ソケット(写真・手前)は基板に密着させて表面(写真・奥)でハンダ付けを行った。ピンヘッダ(写真・奥)は、はじめに1ピンだけハンダ付けし、少し溶かして角度を調節し、平行になってから残りのピンをハンダ付けした。
これで、見た目の良いIoTセンサの完成です。
センサから値を取得するためのプログラムは、下記を参照してください。
安価で高性能な温湿度センサSi7021をIchigoJamに接続
もちろん、IchigoSodaでも動作します。
by ボクにもわかるIchigoJam用マイコンボード