/bokunimowakaru/std-hdmi.gif
フルHDを表す「フルHD 1080」などのマークに似せた「1080 HD」表示が混乱を招いています。フルHD表示のテレビには「Full HD」「フルスペック」等の「フル」の文字が入っており、「1080 HD」には「フル」の表示がありませんので、御注意ください。
フルHDを表す「フルHD 1080」などのマークに似せた「1080 HD」表示が混乱を招いています。フルHD表示のテレビには「Full HD」「フルスペック」等の「フル」の文字が入っており、「1080 HD」には「フル」の表示がありませんので、御注意ください。
一般的に「フルHD 1080」や「Full HD 1080」のマークがある製品は、1920×1080表示に対応した製品です。また、混乱を避けるために、フルHDでは無い製品には類似のマークを使用していませんでした。しかし、一部のテレビで「1080 HD」と表示されている機種があります。例えば、1440×1080表示はフルHDではありませんが、「1080 HD」のように「フル」の文字が無ければ偽称表示とは言えません。
なお、これらの表示は標準化されているわけでは無く、各メーカーが独自に表示しているものです。当初「フルスペックハイビジョン」の表示が発端となり、何をもってフルスペックなのかが問題となり、「1080」の表示を行うメーカーが登場しました。さらに、1920×1080と1440×1080のような違いの混乱を避けるために「1080」といった数字を使わずに「FULL HD」マークが表示も登場しました。あるいは、「亀山フルスペックハイビジョン」表示や「京都 FULL HD」のような産地を含めた表示もあります。
このような1920×1080のフルHDを示すマークや表示は、メーカー間での整合性はとれていませんでしたが、フルHD対応の表示として消費者にも分かりやすい表示でした。しかし、「1080 HD」はフルHDでは無いので、混乱を招く表示であり、実際にフルHDと勘違いして購入する人も多いようです。
今後は、数字に惑わされることなく、「フルHD」「フルスペック」の文字を頼りにするか、200万画素といった画素数で確認した方が良いでしょう。