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ESP8266+ESP32+RISC-V

容量は単3の約半分。単4×3本で3か月の動作を達成。

ESP-WROOM-02のディープスリープを使用した乾電池動作において、単4電池×3本で3か月間の動作を達成しましたので、報告いたします。
単4電池の容量は単3電池の約半分です。また、単3電池に比べて内部抵抗も高くなり、このあたりの影響が不安でしたが、無事に3か月の動作を達成することができました。
2016年8月26日に実験を開始し、12月4日まで、ちょうど100日間(約3.3か月)の動作を確認しました。
残念だったのは、このブログ記事を書いた11月26日に、写真撮影のために実験場所から動かしてしまった点です。この時にブレッドボードのワイヤの接触状態が変化し、電圧の検出値が適切に得られなくなってしまっていました。このため、電池終止付近の特性が適切に得られませんでした。
(追記:2016年12月5日)
今回は、約60分に1度、NICTから時刻を取得し、取得した時刻情報をAmbientへ送信するサンプルプログラムを用いて実験しました。

モノタロウの単4アルカリ電池

乾電池にはモノタロウ(本社=尼崎市)ブランドのアルカリ電池を使用しました。単4サイズであることが一目瞭然の大きな「4」の数字と、モノタロウのオリジナルキャラクター「モノタロウ侍」の顔が、目印です。
アルカリ乾電池を長期間使用すると、液漏れが発生するリスクが高まります。これまで、累計9本のモノタロウ製の電池を使用し、3か月以上の動作を確認していますが、いまのところ液漏れは発生していません。なお、モノタロウ製に限らず使い切ったアルカリ電池は、すぐに取り外しましょう。

3か月の動作結果

動作の様子は、IoTセンサ用のクラウドサービス「Ambient」へ公開しています。Ambientは、こういった長期間のデータを手軽に保持・閲覧できる点で、とても便利です。
Ambient チャンネル141:

グラフ左は電池電圧の推移。とても綺麗な放電カーブが描けた。グラフ右の横軸は送信時刻(24時間分)、縦軸はNTPで取得した時刻データ。両方の時刻が一致していることが分かる。

ハードウェア・回路について

ハードウェアは、ボクがトランジスタ技術2016年9月号へ投稿した第4章・図2の回路を基にし、可変抵抗の部分を電池電圧測定用に変更しました。約50kΩの高いインピーダンスでESPモジュールのADCへ入力しているため、ADC動作が不安定になる場合があります。
[電池(+)]━━━━[150kΩ]━━●━━[可変抵抗47k]━━━━[GND/電池(-)]
                    ┃
                    ┗━━[ESPモジュールTOUTへ]
トランジスタ技術2016年9月号:
電池電圧測定機能を追加した回路の様子を下図に示します(達成時の回路の様子)。

スケッチ

実験に使用したサンプルスケッチを下記で公開しています。
スケッチ
ボクにもわかるESPモジュール
https://bokunimo.net/blog/category/esp/
by ボクにもわかる電子工作
https://bokunimo.net/
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