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オーディオ 日記

KORG Nutube を使ったシンプル真空管オーディオ・アンプの製作

KORGの真空管Nutube 6P1を使って、スピーカ用アンプをブレッドボードで作成してみました。本稿では設計方法の概要と、実測との相違点について説明します。

試聴に向いた楽曲

このシステムでは、音楽コンテンツ選びも重要です。アンプの出力が0.02W~0.2Wと小さいので、音量差の大きなコンテンツには向きません。終始にわたって、はっきりとしたリズムを刻んでいるような楽曲、または旋律が一定している曲が良いでしょう。そういった曲の多くは、リズム音が最大音圧となり、それに合わせて他の音が調整されていることが多いからです。また、ソロ楽器が主体の楽曲の主旋律部は一定しているうえ、楽器の音色を楽しむことが出来ます。

試聴結果

ここからは参考情報です。今回はブレッドボード上で試作した0.03Wのシステムで試聴しました。わずか0.03Wにも関わらず迫力ある音楽を試聴するため、筆者が選んだ2つの楽曲を紹介します。
選んだ曲は、Taylor SwiftのMessage In A Bottleと、J.S.Bachの管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067からVII. Badinerieです。これら2曲は、どちらもテンポが速く、耳に残るような旋律が繰り返されます。
※たまに聞きたくなるが、何度もは聞きたくないという印象の曲です。

Message In A Bottle (Taylor Swift)

Message In A Bottleは、元のソースが音割れしている点(創作意図なのかどうかは不明)も、試聴の要素の一つになります。筆者は96kHz/24bitで収録されたハイレゾ対応曲をe-onkyo music(https://www.e-onkyo.com/music/)からダウンロードして試聴しました。YouTubeで無料試聴することも出来ます。

Taylor Swift – Message In A Bottle – Taylor’s Version – From The Vault:
https://youtu.be/cVaG6adE2mA

実際に試聴してみると、音割れが創作意図にしか思えない心地よさが得られるようになりました。低音はオーディオ誌などでブーミーと呼ばれる好まれない強調されたような音色ですが、こちらも心地よいブーミーさを感じました。音圧の不足はほとんど感じられず、むしろ迫力ある低音に出力以上の音圧を感じました。製作したアンプで十分に楽しめましたので、お奨めの楽曲です。

Badinerie (J.SBach)

J.S.BachのBadinerieは、2分前後のアンコール用の楽曲です。音圧は、ライブ録音の収録時のソースによって様々ですが、曲の冒頭で入力レベルを調整すれば、最後まで適音で楽しむことが出来るでしょう。
バロック曲の多くは、たとえ静かな曲であっても音圧差が少ない傾向があります。筆者はFMラジオから録音した古いカセットテープで試聴してみました。すでに高音は劣化していましたが、楽器の音色が復元されたかのようにリアルで、はっきりと聞こえました(個人差がある点、原理に説明がつかない点について、ご容赦ください)。ぜひ、近代のフルートの音色との違いも楽しんでください。

J.S.Bach – 管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067からVII. Badinerie:
https://youtu.be/4ufehp7gULA
https://youtu.be/Kl6R4Ui9blc
https://youtu.be/x04g3gzH7HA

派手な曲で真空管アンプの音色を楽しんだ後は、有名な「G線上のアリア」で音楽を楽しむことも出来ます。実際に、試聴してみると低出力の真空管アンプとバロック曲との相性の良さに気付くと思います。また、製作したアンプに合わせて楽曲を選ぶという不便さも、オーディオの楽しみ方の一つだと思います。

by bokunimo.net

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