「次世代ディスク競争でHD DVDが…」などと報道されているとおり、Paramount, DreamWorksが HD DVDのみを支持する方針を発表しました。
既に、PS3やBlu-rayレコーダを持っている方の中には、残念な思いをされているかたも居るかもしれません。
しかし、混同してはならないのは、PS3はゲーム機であり、Blu-rayレコーダは録画機です。Blu-rayのうちの市販ビデオソフトの一部だけが影響を受けるものだということを再認識する必要があります。
HD DVDが発表された当初から、レコーダはBlu-ray、市販ビデオソフトはHD DVDといった住み分けが進みそうでした。ところが、実際の商品が発売される前に、市販ビデオもBlu-rayが優勢になってきて、既に、Blu-rayが次世代ディスク競争で全敗することは考えられなくなってきました。ですから、少しだけ過去に戻った、あるいは、ようやくHD DVDの生き残る道が見えてきたといったところでしょう。
むしろ、競争が価格を下げ、競争が宣伝となる傾向が、ますます強くなってきました。次世代ディスク競争が激化するほど確実に価格は下がっています。今回の発表でBlu-ray側も対抗策を打ち出すでしょう。もしかしたら、次世代ディスクの本格的な普及までの年月が半年くらい加速したかもしれません。
まだ、どちらも持っていない人も、もうすぐ、両方を所有することが出来るようになるでしょう。
ボクにもわかる地上デジタル
「方式編-Blu-ray/HD DVD」