目次
不具合について
当方が開発した XBee 制御用ライブラリを使って、XBee ZB S2C シリーズをリモート制御した時に、IO入力の状態変化通知を送信できない不具合がありました。
お詫びいたしますとともに、訂正版(Ver 1.98)を配布します。
(2023/8/26 追記) Arduino版も修正しました。
対象書籍
Arduino プログラム全集では サポートページ の「XBee ZB SC2/XBee 3 対応 -暫定版」で配布しています。
Raspberry Pi プログラム全集では、P.89 Column 6-1 「新しい XBee ZB シリーズ S2C について」で紹介しています。
最新版のダウンロード
下記の GitHub リポジトリからダウンロードできます。
ZIP形式ダウンロード:
https://github.com/bokunimowakaru/xbeeCoord/archive/refs/heads/raspi.zip
Arduino版の動作のようす
Arduino プログラム全集で紹介した状態変化通知のサンプル・プログラムが、XBee ZB S2B モジュールでも動作するようになりました。
不具合原因と対策内容
不具合原因は、DiGi純正のXBee機器の種類を取得するDDコマンドにおいて、従来のS2シリーズとは異なる値を応答し、xbee.c内でXBeeモジュールであることを認識できず、この状態で、xbee_gpio_initをしても、IOピンを入力に設定しなかったことが原因でした(IOピンが初期状態のままだった)。
差し替え方法
Arduino版の場合
サポートページ から最新のXBee ZB SC2 対応版をダウンロードし、Arduino IDE のライブラリを更新してください。
Raspberry Pi版、PC版の場合
Raspberry Pi版、PC(Cygwin版)については、libsフォルダ内の xbee.c を差し替えてください。
git コマンドでダウンロードした場合は、Raspberry Pi プログラム全集 P.347のように、git pull コマンドで更新してください。
差し替え後は、再コンパイルが必要です。
makeを使って一括コンパイルする場合は、一度、make cleanを実行してから、makeを実行してください。以降は、makeのみでコンパイルできます。
gccコマンドで再コンパイルする場合は、これまでどおりです。
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