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Raspberry Pi

スピーカボックスへ収容したRaspberry Pi用ラジカセ風Speaker pHAT

Raspberry Pi用ラジカセ風Speaker pHATをケースへ入れるだけで、音質が格段にアップします。
スピーカユニットだけでは、振動版の背面の空気振動が、前面にも放射されるので、スピーカから効率よく音波を出力することが出来ません。スピーカボックスには、振動版の背面の空気振動を吸収したり、ボックス内で反射した振動により振動版を効率よく振動させたり、あるいはスピーカボックスそのものをほどよく振動させたりする役割があります。
動作の様子(動画・音はアフレコ)
前回は、Raspberry Pi用ラジカセ風スピーカ Pimoroni製Speaker pHATの使い方について説明しました。今日は、このSpeaker pHATをポリプロピレン製のケースに収容してみました。
(前回の記事)
Raspberry Pi用ラジカセ風スピーカ Pimoroni社Speaker pHATの使い方
まずは、下図のように容器の蓋へSpeaker pHATを取り付けます。Speaker pHAT基板の裏側に実装されている電子部品をポリイミド製のテープなどで絶縁保護し、ケースの蓋をくり抜いて、装着します。
ご注意:
ここでは、ポリプロピレン製の耐熱容器を使用しましたが、ポリプロピレンは良く燃える素材です。火花や内部発熱などによって引火すると、火災の原因になります。十分に注意して実験し、実験後はACアダプタなどを抜き、電源を切って安全な場所に保管ください。
基板の4隅では、直径2.6mmのネジで容器へ固定します。さらに、背面の空気振動が前面に漏れたり、異音が発生したりしないように、接着剤を使ってスピーカとケースの長手方向を固定しました。

Speaker pHATには8個のナットが付属しています。このナットをスペーサとしてSpeaker pHAT基板とスピーカユニットとの間に入れると、隙間が出来てしまい、背面の空気振動が前面へ漏れてしまいます。したがって、基板とスピーカとの間にはナットを入れないようにしましょう。

Raspberry Pi Zero Wを取り付け、電源コードをハンダ付けする

Speaker pHATにRaspberry Pi Zero Wを取り付けます。写真の赤のコードが5V、黒がGNDです。

ただし、Raspberry Pi Zeroシリーズの5V電源には過電流保護の部品が入っていません。そこで、ヒューズを挿入しました。

ヒューズは0.3A以上、かつACアダプタからの供給でヒューズが溶断できるものを選びます。音楽を聴くような場合は、0.5Aくらいのヒューズを使用し、1.0AくらいのACアダプタを使用すれば良いでしょう。1時間に、数回程度、音声で時報や警報、連絡事項などをアナウンスする程度であれば、0.25Aくらいでも良いでしょう。ボクは長さ20mmのミニガラス管ヒューズを使用しました。

GPIOコネクタ部をより美しく

GPIOコネクタのハンダ付け部は、FMラジオのチューニングのようなデザインになっています。ピンを基板のギリギリまでニッパで切断し、ハンダを丸く盛ると、より美しく仕上がります。ただし、若干、挿抜耐回数が下がるかもしれません。製作後にHATを取り外さないのであれば、問題ないでしょう。

音楽の再生方法や、テキストの音声読み上げ方法については、下記の前回の記事をご覧ください。

(前回) Pimoroni製Speaker pHATの使い方
by ボクにもわかるRaspberry Pi
https://bokunimo.net/raspi/
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