消費電力が大きいことが課題と言われているRaspberry Pi 4ですが、待機時の消費電流が22mAと小さいことが分かりました。
上表の最右列の「消費電流」には、実測に基づく平均消費電流とOFF時の待機時消費電流を記載しています。Raspberry Pi 4について確認してみたところ、待機時の消費電流が22mAであることが分かりました。
以下に、動作時と待機時(上表のOFF時)をまとめました。
Raspberry Pi 4 動作時 570 mA 待機時 22 mA Raspberry Pi 3+ 動作時 420 mA 待機時 100 mA Raspberry Pi Zero W 動作時 130 mA 待機時 40 mA Raspberry Pi Zero 動作時 80 mA 待機時 20 mA
動作時の消費電流は増大していますが、処理能力も3倍に増加しており、例えば待機と動作を繰り返す間欠動作を行った場合、消費エネルギーを抑えることが出来ます。
例えば、人感センサが反応したときだけRaspberry Piを起動し、カメラで撮影した画像をクラウドへ送信後、シャットダウンするようなシステム(参考=https://bokunimo.net/blog/ichigojam/105/)では、Raspberry Pi Zeroなみにエネルギーを節約できるかもしれません。
このシステムでは、Raspbianを起動するためのエネルギーが必要です。もし、システム起動に要する時間が約7分の一になれば、Zeroなみの平均消費エネルギーで動作することになります (Raspberry Pi 4動作時の消費電力がZeroの約7倍なので) 。
なお、現時点ではWi-FiおよびBluetoothが利用できないので、アンテナへの給電ラインを切断し、51Ωのチップ抵抗に置き換えて、消費電力の確認を行いました。
by ボクにもわかるRaspberry Pi
https://bokunimo.net/raspi/
「Raspberry Pi 4 の待機時消費電流は、Pi 3の約4分の一、Zero W の約半分と低かった」への1件の返信
タイトルの「Pi 3の5分の1」を「Pi 3の約4分の1」に変更しました。