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別途アンプが必要
ケースへの組み込みが容易なヘッドホン端子を使用しましたが、スピーカやヘッドホンに接続するには、別途、アンプが必要です。下図は本機(下段)にアンプ(上段)を重ね、スピーカに接続して試聴したときの様子です。
上記のアンプの製作方法は下記を参照してください。
ソフトウェアのインストール方法
前回(https://bokunimo.net/blog/raspberry-pi/3123/)と同じ方法で、DACの設定、alsa-utilsと、ffmpeg、筆者作成ソフトウェアのインストールを行ってください。
DACの設定は、以下の手順で行います。
(DACの設定)
$ sudo nano /boot/config.txt ⏎ # 以下を追記
dtoverlay=hifiberry-dac
$ sudo nano /etc/modules ⏎ # 以下を追記(古いOS用)
snd_soc_hifiberry_dac
$ sudo reboot ⏎ # システム再起動
ソフトウェアのインストールは、以下のコマンドで実施します。
(インストール)
$ cd ⏎
$ sudo apt install alsa-utils ⏎ (LITE版OS使用時)
$ sudo apt install ffmpeg ⏎
$ sudo apt install git ⏎ (LITE版OS使用時)
$ git clone https://bokunimo.net/git/audio ⏎
筆者が作成したLCDドライバ raspi_lcd の最新版を実行するには、コンパイルが必要です。ディレクトリaudio/radio/pi内でmakeを実行してください(安定版バイナリも収録済)。
(コンパイル)
$ cd ~/audio/radio/pi ⏎
$ make clean ⏎
$ make ⏎
実行する前に、お住いの国の著作権法などに十分に注意してください。
筆者が公開しているプログラムは技術的な学習や検証を目的として作成したものです。また、ソース内のURLについてもサンプルです。各サイトが配信するコンテンツの著作権については、配信サイトに確認ください。なお、もし日本国または米国の法律に違反していることを当方が認知した場合は、速やかにGitHub内に保存した該当URLを削除します。当方はそれ以上の責任を負いません。
(実行) ※著作権法に注意してください
$ ./radio.sh ⏎
※プログラムはGitHubで公開しています。
I2CのACKを無視する
LCDドライバ raspi_lcd には、I2CのACKを無視する機能が搭載されています。raspi_lcd の使い方は、下記のコマンドで表示されます。-i オプションを付与すると、LCDからのACKを待たずに、次々に表示データを送信します。
(参考情報)LCD表示用プログラム raspi_lcd の使い方:
$ cd ~/audio/radio/pi ⏎
$ ./raspi_lcd -h ⏎
本リポジトリに収録したプログラムは、AQM1602Y-RN-GBWの動作に合わせています。LCDによっては、ACKのタイミングによって、正しく表示データを受信できない場合があります。
下記はACK待ち時間が合わなかった場合の表示例です。「2022/12/30」が「02212/30」になってしまいました。
もし上図のような表示になってしまった場合は、I2Cの信号線にI2Cリピータなどを挿入し、プログラム radio.sh 内の raspi_lcd 命令から -i オプションを削除してください。
「Radio & Jukebox 搭載 Raspberry Pi DAC」への1件の返信
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