カテゴリー
Raspberry Pi オーディオ

Radio & Jukebox 搭載 Raspberry Pi DAC

LCDとオーディオ用 DAC を接続したRaspberry Pi に、インターネット・ラジオ機能とジュークボックス機能を追加する方法について説明します。

ページ: 1 2 3 4 5 6 7

前ページからの続き

お好み次第のオプション例

自作品なので、好みや接続機器、環境などに合わせて製作することが出来ます。以下にオプション例を紹介します。

自動起動機能

/etc/rc.local もしくは、crontabでの自動起動に対応しています。設定にはテキスト・エディタが必要です。

下記のどちらかを追加してください。

(自動起動 ※どちらか一方)
・/etc/rc.localに追加する場合は下記を追加
    su -l pi -s /bin/bash -c /home/pi/audio/radio/pi/radio.sh &
・crontabに追加する場合は下記を追加
    @reboot /home/pi/audio/radio/pi/radio.sh &

USBコネクタ

筆者は、USBコネクタを背面に取り付け、イーサネットLANアダプタを接続できるようにしました。

Sambaでファイル共有

Musicフォルダを Samba でファイル共有すれば、PCなどから簡単に楽曲ファイルを追加できます(ただし、追加後に、再起動が必要)。

下記は、ホーム・ディレクトリの書き込みを許可し、Windowsネットワーク内にファイル共有する方法です。

smb.confに[music]を追加し、アクセスするユーザをpdbedit コマンドで追加しました。

(ファイル共有サーバ Samba のインストール)
$ sudo apt install samba ⏎
$ sudo mousepad /etc/samba/smb.conf & ⏎
    (下記を追加)
    [music]
       comment = Music Folder
       path = /home/pi/Music
       read only = no
       create mask = 0644
$ sudo pdbedit -a pi ⏎
new password: (ファイル共有用パスワード) ⏎
retype new password: (ファイル共有用パスワード) ⏎
$ mkdir -p /home/pi/Music ⏎

Windowsのエクスプローラーの「場所」の入力欄に「\\(IPアドレス)\music」を入力すると、アクセスできるようになります。

Windowsのエクスプローラーから「\\(IPアドレス)\music」でアクセスできるようになる

オーバレイモード(奮闘中)

Raspberry Piの電源を切るときは、[MODE]ボタンを長押しし、シャットダウン処理が完了してから電源を抜きます。そうしないと、マイクロSDカードが壊れてしまう場合があるからです。

一方、ファイルシステムをRAM上で模擬するオーバレイ・モードを使えば、マイクロSDカードへの書き込みを行わなくなるので、動作中に電源を抜くことが可能になります。

しかし、執筆時点ではGPIO機能が適切に動作しませんでした。また、LCD制御も動作しない可能性があります。もし、実験される場合は、意図しないシャットダウンを防止するためにプログラム radio.sh 内のシャットダウン機能(shutdown -h now)を無効化してください。オーバレイ・モードは、toolsフォルダ内の olCheck.sh を用い、./olCheck.sh onで設定できます。

次ページに続く

「Radio & Jukebox 搭載 Raspberry Pi DAC」への1件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

 - 
Chinese (Simplified)
 - 
zh-CN
Chinese (Traditional)
 - 
zh-TW
English
 - 
en
French
 - 
fr
German
 - 
de
Italian
 - 
it
Japanese
 - 
ja
Korean
 - 
ko
Russian
 - 
ru
Spanish
 - 
es