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お好み次第のオプション例
自作品なので、好みや接続機器、環境などに合わせて製作することが出来ます。以下にオプション例を紹介します。
自動起動機能
/etc/rc.local もしくは、crontabでの自動起動に対応しています。設定にはテキスト・エディタが必要です。
下記のどちらかを追加してください。
(自動起動 ※どちらか一方)
・/etc/rc.localに追加する場合は下記を追加
su -l pi -s /bin/bash -c /home/pi/audio/radio/pi/radio.sh &
・crontabに追加する場合は下記を追加
@reboot /home/pi/audio/radio/pi/radio.sh &
USBコネクタ
筆者は、USBコネクタを背面に取り付け、イーサネットLANアダプタを接続できるようにしました。
Sambaでファイル共有
Musicフォルダを Samba でファイル共有すれば、PCなどから簡単に楽曲ファイルを追加できます(ただし、追加後に、再起動が必要)。
下記は、ホーム・ディレクトリの書き込みを許可し、Windowsネットワーク内にファイル共有する方法です。
smb.confに[music]を追加し、アクセスするユーザをpdbedit コマンドで追加しました。
(ファイル共有サーバ Samba のインストール)
$ sudo apt install samba ⏎
$ sudo mousepad /etc/samba/smb.conf & ⏎
(下記を追加)
[music]
comment = Music Folder
path = /home/pi/Music
read only = no
create mask = 0644
$ sudo pdbedit -a pi ⏎
new password: (ファイル共有用パスワード) ⏎
retype new password: (ファイル共有用パスワード) ⏎
$ mkdir -p /home/pi/Music ⏎
Windowsのエクスプローラーの「場所」の入力欄に「\\(IPアドレス)\music」を入力すると、アクセスできるようになります。
オーバレイモード(奮闘中)
Raspberry Piの電源を切るときは、[MODE]ボタンを長押しし、シャットダウン処理が完了してから電源を抜きます。そうしないと、マイクロSDカードが壊れてしまう場合があるからです。
一方、ファイルシステムをRAM上で模擬するオーバレイ・モードを使えば、マイクロSDカードへの書き込みを行わなくなるので、動作中に電源を抜くことが可能になります。
しかし、執筆時点ではGPIO機能が適切に動作しませんでした。また、LCD制御も動作しない可能性があります。もし、実験される場合は、意図しないシャットダウンを防止するためにプログラム radio.sh 内のシャットダウン機能(shutdown -h now)を無効化してください。オーバレイ・モードは、toolsフォルダ内の olCheck.sh を用い、./olCheck.sh onで設定できます。
「Radio & Jukebox 搭載 Raspberry Pi DAC」への1件の返信
[…] 秋月 AQM0802 で 実用Raspberry Pi CPU用 LCD モニタ Radio & Jukebox 搭載 Raspberry Pi DAC […]