Raspberry Pi Zero の電源が入った状態では、およそ0.4Wの電力を消費します(Raspberry Pi 3だと1.5Wも消費する)。
一方、IchigoJamはおよそ1mW~0.1Wで動作させることが可能です(スリープモード併用時)。
そこで、普段はRaspberry Piの電源を切っておいて、必要な時だけ IchigoJamから電源を投入する方法について、システムを製作し、ブログや雑誌へ投稿していました。
ブログ(2016/10/24):トランジスタ技術2017年3月号:
ところが、10Whのバッテリで動かしても4日ほどしか動作せず、確認のために消費電力を測ってみたところ、100mW(20mA)を消費していることが、分かりました。
その犯人は、Raspberry Pi Zero。
電源を切っても、電流が流れ続けているのです。
せっかくの機会だったので、各Raspberry PiのOFF時(shutdown後の待機時)を測ってみました。下表の最右列の各2行目「OFF時 xx mA」がその結果です(電力は約5倍)。
ボクが保有している各Raspberry Piの仕様比較:
各Raspberry PiのModel BについてはOFF時であっても0.5W(100mA)。Zero の100mWに比べて、さらに約5倍です。
Raspberry Piの電源を切った後に、電源USBをFETなどで遮断しないといけないことが、いまさら判明してしまいました。
by ボクにもわかる Raspberry Pi