目次
各アンプの簡易測定結果
TPA2006
TPA2006は、前述のカットオフ周波数に伴う低音の低下と、3次高調波歪み-58dB(歪み率0.1%)が観測されました。高調波歪みについては、スピーカに近づいても、全く認知できないレベルでした。
NJU8755
NJU8755には、10kHz付近に-53dB(歪み率0.2%)の発振が見られました。前述の高周波対策用コンデンサ追加前は-40dB(歪み率1.0%)程度だったので、改善されました。改善後は、スピーカに近づいても、認知できないレベルになりました。
PAM8403
PAM8403は、2次以上の複数の高調波歪みが見られました。1つあたり-48dB(歪み率0.4%)程度ですが、2次、5次、6次の3つを合わせると-38dB(歪み率1.2%)まで悪化します。また、スピーカに近づくと明らかな異音が聞き取れました。
なお、PAM8403については、認識できるレベルの歪みが発生していたため、個別不良ではないことを確認するためにデジット製DAMP-8403でも測定し、同様の傾向(高調波の発生と異音)が生じることを確認しました。
「秋月で売られているD級オーディオアンプ3種類を簡易測定で比較してみた」への4件の返信
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