ボクにもわかる地上デジタル ご質問に対する回答

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過去にいただいた質問の回答です。 質問、ご意見はこちら
Q.正式名称は八木・宇田アンテナではないでしょうか?  ( 2005年12月24日 匿名) A.「基礎編-アンテナ」の「アンテナの利得」に記載しているとおり正式名称 は、八木・宇田アンテナです。 しかし、一般的には、宇田博士の名称が省略された「八木アンテナ」と呼ば れておりますので、ウェブサイト全体では「八木アンテナ」に統一させてい ただいています。宇田博士の貢献に対する敬意をこめて一部分ではあります が紹介させていただいています。
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Q.山形親局の電波が強くて宮城の隣県波がつぶれる。良いフィルタは?  ( 2005年12月20日 親父野郎) 13ch 山形(親局) 14ch 山形(親局) 16ch 山形(親局) 20ch 山形(親局) 24ch 宮城(隣県)LSL30+VUB40 A1.日本アンテナMIF13-21/23-62などを利用してみてはいかがでしょう。  
http://www.nippon-antenna.co.jp/product/05-06ge-catalog/...  http://www.yagi-antenna.co.jp/products/home/kongou/faq.html A2.もっと利得の小さなブースターに変えてみてはいかがでしょうか? A3.それぞれ別のアンテナで受信してみてはいかがでしょう? 利得の低い本局アンテナで受けた信号とLSL30で受けた隣接県局を混合 します。この際、LSL30側に親局が回り込むようであれば、A1で紹介 しているような混合器やフィルターを使って、LSL30側に13〜20chを 減衰させます。 ブースターは、混合器の後段にブースターを入れますが、フィルターを使っ た場合は、混合器とフィルターの間に入れることも出来ます。 ブースターは低利得のものを推奨します。お使いの40dBでは利得が高す ぎて、本局の過入力に耐えれない可能性があります。 Q&Aに戻る
Q.「VU混合された出力」と「デジタルUHF」と「BS」を安価に混合したい。  (2005年12月12日 匿名 ) A1.マスプロのSR3がオススメです。  製品は分配器ですが、逆さに使用して混合器として使用します。  つまり、本来の3つの出力プラグをアンテナからの入力として、  また、本来の入力端子を、出力として使用します。  アンテナ側がケーブル+プラグになっているので、同軸中継アダプタ  が必要です。(中継アダプタは100円ショップで売られています。) MASPRO 3出力型VU/VU/BS(CS)セパレーター SR3-P 定価 3,570円  但し、多くの混合器は防滴仕様となっていますが、分配器は屋内用です。 A2.アナログVUとデジタルUHFを分配器で混合して、CSBS/UV分波器で混合。  (汎用部品だけで構成できます。)  同じく、分配器、分波器は屋内用で、一般的には防水されていません。
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Q.チューナーの構造のAD変換器、デジタル放送でも必要があるか?  (2005年12月6日 初心者 様) デジタル放送はデジタル信号を電波に変換して送出されています。この変換 を「変調」と呼んでいます。また、この電波をデジタル波と呼んでいますし、 デジタル信号で変調をかけることをデジタル変調と呼んでいます。 しかし、実際に変調する時は、電波という自然界に存在するアナログな尺度 に変換する必要があります。 例えば、CDやDVDでは円盤上にピットと呼ばれる突起や窪みをつけてデ ジタル信号を記録しています。しかし、ピットには長さや深さがあり、実は、 アナログな記録になっています。そして、ピットの長さは時間というアナロ グな尺度で読み取っているのです。このようにデジタル信号であっても自然 界に存在させるにはアナログな状態であることに変わりありません。 電波でも同様に、デジタル信号であってもアナログな電波に情報を付加させ ており、DA変換しているのです。これを受信するには、当然、AD変換が必要 になります。 ここで、CDに記録されたピットや、電波に付加する変調は、アナログとい っても、数字をアナログで表現したものです。つまり、アナログ映像そのも のを記録したり伝送しているわけではありません。この違いが、アナログ波 とデジタル波と考えれば良いでしょう。
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Q.サービスエリア外でフィルターやブースターを使用して受信不安定。  何日かすると改善してその後は数日、あるいは数週間OKだったりする。 (2005年10月31日 Loopback 様) CH(出力) 受信状況 14(3kW)  ○安定 15(3kW)  △不安定 16(3kW)  ○安定 17(3kW)  △不安定 18(1kW)  ○安定← 出力が低いのに安定して受信している A.時間帯や天気、季節によって、受信状況が変化することから2つの回答を  させていただきます。 A1.ブースターでレベルの高い受信波が歪んでいたり、混合器で同一波を混合  してしまっている可能性が考えられます。  近くにアナログUHFや県域のデジタル放送局があれば、その周波数を減衰  させるフィルタ又はフィルタ内蔵の混合器を使ってみてはいかがでしょう。 A2.距離が長いと大地や山などの反射によって電波が打ち消される症状が発生  する場合があります。アンテナの高さを変えてみてはいかがでしょう?  問題となった時の高さとチャンネル、改善した時の高さを記録してゆき、  最適な高さを見つける必要があるかもしれません。
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Q.2つの違った周波数帯の無線機の干渉の具合はどうやって計算するか? (2005年10月25日 ハイスタ 様) A.正確に変調方式なども考慮すると、シミュレータなどで計算する必要があ  りますが、簡単には、干渉波を受信器側の帯域分の雑音レベルとして計算  すれば良いと思います。  2つの無線機の片側づつ、送信と受信に分けて考えます。片側の受信機の  耐妨害波のレベルを求めて、もう一方の周波数と電力が、どのように影響  するかを計算します。受信機の耐妨害波は、受信機内のフィルタやミキサ  やアンプなどの妨害波の周波数でのレベルの推移を計算し、希望受信信号  /妨害波の比(CNR)が復調可能なレベルから逆算できます。  これを2つの無線機の双方で実施し、受信機と他方の送信機との隔離度を  求めることが出来ます。  他にも受信アンプの飽和レベルや送信アンプへの耐逆流性能なども検討が   必要です。前者は、簡単には受信アンプを飽和させないレベルで設計する  ことです。飽和する妨害波で検討するとなると、妨害波の変調方式と受信  波の復調方式に関わってきますので、シミュレータが必要と思います。
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Q.地上デジタル機器を持っていない。D3テレビはある。A案かB案か? 現在:D3端子付きテレビ+ アナログ放送レコーダー 案A:デジタルチューナ付テレビ + アナログ放送レコーダー 案B:D3端子付きテレビ+ デジタルチューナ付レコーダー (2005年10月21日 じごろう 様) A.両方を買いかえれないのならレコーダーを買換えた方が良いでしょう。 個人的見解ですが、デジタルレコーダーがあるほうが利用形態が膨らみます。 デジタル放送に見慣れると、録画もハイビジョンでなければ、我慢できなく なると思います。
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Q.分配器の全通電と1端子通電の違いは? (2005年10月11日 ディーフ 様) A.直流電流の通電の違いです。  1通電型の分配器では、DC通電が一端子のみとなっています。  全通電型の分配器の全ての端子にDC通電がある分配器です。 詳細はこちら:対策編 -
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Q.デジタルを電波に乗せる方法は? (2005年9月21日 オーウェン様) A.変調といいます。 詳細はこちら:方式編 -
変調方式  下記にも簡単な説明を加えました。 詳細はこちら:導入編 - 小中学向けの情報 Q&Aに戻る
Q.朝、数チャンネルだけ受信レベルが大幅ダウン(2005年9月17日 mm様) A.「導入編 -
序説と問題解決を御覧ください。  現在は、多くの家庭で高いレベルで受信できるようになっているので、  「十分に受信できる地区」であるという前提とすると、以下の順で、  検討してみてください。  1)ブースター 特に屋外にブースターを取り付けてある場合は、怪しいです。気温や 湿度の変化で「相互変調」や「混変調」が発生している懸念がありま す。 受信が出来るギリギリまで、ブースターの利得を下げてみて特定の チャンネルが改善されるかどうかを確認してみる必要があります。 室内ブースターの場合は、デジタル放送だけブースターを経由しない で接続するなどの対策を考えます。 ブースターが無い場合は、この限りではありません。 (受信レベルが高いのに、ブースターを追加すると悪くなります) 詳細はこちら:基礎編 - 相互変調と混変調  2)アンテナの混合 複数のUHFアンテナを混合する時に、地上デジタル波の反射波を 合成してしまって、問題が発生している場合があります。 詳細はこちら:対策編 - 混合器  3)外来ノイズ 特定の時間だけ、何らかの外来ノイズを受けている可能性があります。 但し、アナログUHF放送に影響が無ければ、ほぼ問題ないと考えて よいと思います。 詳細はこちら:対策編 - ノイズ  4)自然現象 時間帯によって受信電波の強度が大きく変化することがあります。 送信所から遠い場合は、直接波だけでなく妨害となる反射波も多く 受けており、これらの合成によるものです。 UHFアンテナが1本だけの場合は、利得の高いアンテナにすること で、反射波を拾いにくくすることが出来ます。 しかし、同じ方向から妨害を受けている場合は、効果がありません。 Q&Aに戻る
Q.iLinkのTS出力のTSとは何の略ですか? (2005年9月14日 がっとう様) A.Transport Stream TS/PSストリーム MPEG2は、地上デジタル放送やDVDに使用されていますが、それらの性質の違 いで2種類のストリームがあります。地上デジタル放送では、電波の周波数 帯域が5.6MHzと定めてあるため、伝送レートが一定である必要があります。 したがって、パケットの長さは188バイト固定のTS(Transport Stream)が、 使用されます。反対にDVDでは、可変長のPS(Programable Stream)が使用さ れます。  詳細はこちら:方式編-
i.Link 方式編-符号化 Q&Aに戻る
Q.アンテナの向きで受信できる放送局が異なる。混合すると受信不可。  (2005年4月24日 Mぴー 様)  アンテナ1アンテナ2  CH  東 方向 西南西 方向 受信方法  20 ×○アンテナ1 アンテナ2  21 ○×↓ ↓  22 ○×混合器  23 ○× ↓  24 ○× ブースター  25 ○×  26 ×○○:受信可  27 ○○×:受信不可 A1.遠距離からの反射波が影響している可能性があります。  詳細はこちら:対策編-
混合器 A2.電界強度が弱い地区の場合はそれぞれのアンテナにブースターを追加。 混合器の損失で受信できなくなっている場合があります。ブースターを アンテナ毎に設置することで、混合器の損失が見えなくなります。 両方のアンテナで受信が可能な27CHは、いづれかのアンテナ1にフィルタ を入れて減衰させなければ受信できない場合があります。 A3.近くにUHFの送信所(アナログ等)がある場合はフィルタを追加。 アナログのUHF局やデジタルの県域局がある場合は、該当する放送波を フィルタで落とす必要があります。このことで、アンテナ1だけで、 受信が出来るようになるかもしれません。 Q&Aに戻る
Q.一見、同仕様のブースターに大きな価格差がある。違いはどこに?  (2005年2月4日 あん 様) A.電気的な仕様が同じであれば、最大の違いは生産台数です。 他にも以下のような違いがあります。 ・防水性(屋外用と屋内用) ・電源とブースターが分離されている(電源部は防水でない) ・耐久性 ・対応周波数、入力/出力数など ・付加機能(自動利得調整など) ただし、ケース代だけを考えると、プラスチックケースは大量生産の場合は 安価ですが、少量生産では金属ケースの方が安価になる場合もあります。
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Q.回線設計時にアンテナファクターは考えなくても良いのでしょうか?  (2005年1月8日 なかなか 様) A.とりいそぎの一時回答です。(消去する場合があります) 当方、アンテナファクター(AF)という言葉を初めて聞きました。 googleで検索してみましたが、和文のヒット数は21件しかなく、英文でも 353件でした。ざっと、目を通すと、家電、情報機器から放射されるノイズ 測定用のアンテナで定義されるもののようです。 算出式などが見つかっていないので、断定は出来ませんが、一般のアンテ ナで言う「アンテナ利得」に相当するものだと思います。 通常、機器からのノイズを測定するには、電波吸収帯で完全に覆われた電 波暗室が必要になります。しかし、家電、情報機器と言うと、例えばパソ コンのように大きくて重い機器を測定する必要があります。しかも、様々 な方向を測定するにはターンテーブルに乗せる必要もあります。 このような事情から、完全な電波暗室での測定が困難であるため、規格化 された規定の電波暗室を使っているようです。 したがって、規定の電波暗室における伝搬特性による補正がアンテナファ クターに含まれていますので、測定対象となる家電機器から1m、3m、 10mの時のアンテナファクターの値が異なってきます。 一方、一般の回線設計では、このような測定を目的としているのではなく、 あくまで設計を目的としており、伝搬特性による補正は、アンテナではな く、伝搬損失の中で行うのが一般的です。 具体的には、最も大きな影響は地上での反射であり、主にアンテナファク ターには、アンテナ利得+反射利得となっていると思います(情報不足に つき、間違っているかもしれません)。しかし、一般の回線設計では反射 利得を伝搬損失に含めて考えます。 どなたか、この質問に回答できる方は、いらっしゃらないでしょうか? 長い間、気になっているのですが分からないので御願いします。 (
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Q.電界強度から電力に変換する下式(2)の−90の導き方が分かりません。 (2004年12月2日 一般人 様)  P=10*log((Ele)^2/4R*1000) [dBm].......................(1) =20*log( 300/FREQ/PI() ) - 10*log( 4*75 ) -90............(2) A.マイクロボルトの(10^-6)^2×ミリワットの10^3です。  電界強度0dBuV/mが、何dBmになるかを求めます。0dBuV/mとは、1uV/m  ですので、式1の電界強度E=1×10^-6となります。E^2を10*logの  そとに出すと、-120になります。  一方、ミリワットに変換する為に、式1内に「*1000」があります。  こちらは、10^3に相当し10*logの外に出すと、+30となります。  これらを併せて「-120+30=-90」となります。  詳細はこちら:
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Q.dBuV→dBmの変換で、次の2つの式に矛盾を感じます。  負荷端(終端)電圧 = 開放端電圧/2  開放端電圧 0dBuV(EMF) → 10*log((1e-6/2)^2/75*1000) dBm(75Ω) A.開放の時の電圧1uVが75Ω負荷がかかった時の電力を求めています。  負荷端電圧0dBuV(LOAD)とは、信号源から約-109dBmの電力が出力され、  その約-109dBmの電力を終端抵抗で消費していることを表しています。  この状態から終端抵抗を取り外すと、信号源の出力電圧は、前々式より  2倍の6dBuVになります。  したがって、開放端電圧0dBuV(EMF)は-109dBmよりも6dB低い、約-115dBm  であることが分かります。  開放側10log(1e-6/2)2/75*1000とは、開放端電圧0dBuV(EMF)つまり、  1uVに負荷を繋いだときの負荷端電圧(負荷端電圧=開放端電圧/2)0.5uV  が消費する電力、約-115dBmを表しています。  詳細はこちら:
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Q.基礎編、電界強度の変換で、式と表の数字があっていません。  式=0dBuV/m → -20.4 dBuV  表=0dBuV/m → -22.6 dBuV A.アンテナ利得による違いです。  電界強度を電圧に変換する場合、生じる電圧が、アンテナ利得によって  変わるためです。  式=0dBdのアンテナ:0dBμV/m→-20.4dBμV  表=0dBiのアンテナ:0dBμV/m→-22.6dBμV  詳細はこちら:
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Q.ビットレートが合わないのですが?  SONY DST-TX1 最大 24 Mbps (測定した実際のビットレート)  HDTV約 16.8Mbps (HP内に記載のビットレート) A.ソニーの24Mbpsの条件が分かりませんが、HDTV16.8Mbpsは、一例です。  主要パラメータから計算していただくと、地上デジタル放送では、最大  で約23.2Mbpsの情報を送る能力があります。24Mbpsは、出ません。  詳細はこちら:
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Q.チューナのNF5.5は悪すぎないか? A.実力は3.6dB程度です(SHARP 技報から逆算)  したがって、高すぎるとも言えますが、Panasonic TU-MHD500で使用され  ているモジュールの仕様が5.5dBであり、そちらを使用しています。
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以下余白